会長のご挨拶

マリン・エコラベル・ジャパン協議会(MEL協議会)が、一般社団法人として発足したのは2016年12月でした。
それから3年余、MEL協議会は多くの皆様と議論を重ね、核となる考え方を「日本の多様な自然、魚種、漁法、加工や流通、多彩な魚食文化を守るとともに、強味として日本と世界の人々の健康で豊かな生活のためにお役立ちする」と定めました。同時に、一般社団法人の発足時に使命とされた「日本発の世界が認める水産エコラベル」を作りあげることに取組んで来ました。

MEL協議会は、認証規格や規程類をFAO「責任ある漁業のための行動規範」と「水産エコラベルのためのガイドライン」および水産エコラベルの国際的プラットホームであるGSSI(Global Sustainable Seafood Initiative)「グローバルベンチマークツール」に沿って刷新し、2019年12月にGSSIよりMELスキームは国際基準に適合していると承認されました。この結果、MELは世界で9番目、アジア初の国際的に承認された水産エコラベルスキームとなりました。
承認に当たりいくつかの条件がついていますが、国際社会から様々な指摘を受けてきた日本の水産業が「国際社会の信任」を得たという点で大きな意義があると受け止めると同時に、その責任の重さを感じています。
一方、2017年4月に閣議決定された水産基本計画に「水産エコラベルの推進」を盛り込まれ、水産行政の柱として水産資源の持続的利用に国を挙げての取り組みが始まりました。
これら国際的な承認や水産行政の流れは、日本の社会が一つになった水産物の持続的利用への行動が求められるとともに、日本に水産エコラベルの時代がやって来たことを意味します。

水産業を人類と社会の持続的発展のためにお役立ちする産業と定義するなら、水産エコラベルは「産業と生活を結ぶ信頼の架け橋」であり、持続的社会を構築する上でのインフラであると考えます。
MELスキームは漁業、養殖、流通加工のサプライチェーン全体をカバーしています。更に、生産と消費を結ぶ究極のトレーサビリティを担保しており、SDGs達成への貢献が個人、企業、団体に求められる中で、事業者の社会的信頼や評価を高める重要なツールです。

MEL協議会は「日本発の世界が認める水産エコラベル」として、全ての関係者の皆様とともに日々進化を続け、より社会全体のお役に立てること、そして消費者の皆様に日々の生活を通して「水産物の持続的利用」推進に参加をいただけることを心から願っています。

2020年4月

一般社団法人 マリン・エコラベル・ジャパン協議会
会長 垣添直也

 

組織概要

法人名 一般社団法人マリン・エコラベル・ジャパン協議会
設 立 2016年(平成28年)12月2日
所在地 〒107-0052
東京都港区赤坂1-9-13 三会堂ビル 7 F
TEL/FAX 03-5545-3315/03-5545-3316
E-mail info@melj.jp

 

組織および主たる規程

*機構図
*定款
*会員名簿
*会員規程
*役員名簿

*規格委員会名簿
*規格・認証スキーム管理運営規則
*規格・認証スキーム管理運営規則に関する細則
*規格委員会設置要領
*令和3年度事業報告書・収支報告書
*令和4年度事業計画書・収支予算書

*苦情処理規程
*苦情異議等申立書
 MEL協議会(ページ右下の「お問合せ先」)までご提出ください。(郵送、メール、FAX)

*監事監査規程
*情報公開規程
*個人情報保護方針

 

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